全国各地にはそれぞれの土地ならではの名産品というものがある。
新潟県最大の名産品と言うと、お米を挙げる人が圧倒的に多いだろう。
名産品の中には、地元の人達の間では飽きられていて殆ど食されていないものもあるといわれるものの、新潟のお米においてはまったくそんなことはない。
米は日本人にとっての主食ということもかかわってくるが、新潟県の人達は毎日、地元で収穫されたコシヒカリなどのブランド米を食べている。
さらに、国内最大規模のメーカーが発売する新潟県でとれたお米を原材料とするせんべい・揚げ餅をはじめとした米菓子も各家庭にて大人気だ。
農家達がたゆまぬ努力を続ける中で米自体や米菓子の味は年を追うごとに美味しくなっているため、決して県民から飽きられることがない。
新潟県は北海道などと比べてそんなに面積が大きい都道府県ではないものの、米の作付け面積は全国第1位である。
しかしそんな全国最大の米どころである新潟県は、農業就労者の高齢化という大きな問題を抱えている。
息子が跡を継いでくれなかったり娘が他の大都市に上京していってしまったりして、忙しい時期における人手に困ってしまっている専業農家・兼業農家が急増中だということだ。
そんな中、春になると全国各地で引越しに関する短期バイトの求人が増えるように、新潟県では春季の田植え・秋季の収穫に関する短期バイトの求人がどんどん増えている。
その他、何かと手のかかる有機農法を実践する農家がホームページ等を通じて通年働いてくれるスタッフを募集するケースも急増中の状況だ。