地域によって特徴いろいろ。新潟のお米

新潟と言えば、米生産量が日本一の県として広く知られている。
新潟には日本一長い信濃川や阿賀野川、豪雪地帯ならではの豊富な雪解け水がある。
広大な越後平野もあり、その土壌は粘土質で養分を豊富に含んでいる。
さらに昼夜の激しい寒暖差があるなど、上手いお米づくりに必要な条件を多く揃えているのだ。
結果、日本一の米どころとして知られることができたのだろう。
そんな新潟のお米の中でも最も多く作付けされている品種が「コシヒカリ」だ。
もともとコシヒカリという品種は、味は良いが病気に弱いため、積極的につくる農家が少なかったようだ。
そんなコシヒカリを日本で最も有名な品種にまで育てたのは、代々受け継がれてきた生産者の知恵や努力があればこそだろう。
特に「魚沼産コシヒカリ」は認知度が最も高いブランド言っても過言ではないだろう。
その美味さは米食味分析鑑定コンクールで、連続で5回以上入賞し総合部門で3回以上の金賞を取った品種に与えられるダイヤモンド褒賞にも輝くほどだ。
「魚沼産」に引けを取らない認知度がある「岩船産」と「佐渡産」も忘れてはならない。
「岩船産」は山々に囲まれ、激しい気象とその山からの恵みである栄養豊富な水を得て育ったお米だ。
「佐渡産」は、甘みを特徴としており、10年連続で食味の最高ランク「特A」評価を獲得している。
日本一の米どころなだけあって、新潟の中でも地域によってお米の特徴もさまざまだ。