人がお米を食べるとき、ぬか層や胚芽を取り除いた白米を炊いて食べるのが昭和時代まで一般的である。
平成時代に入ると急激に食の欧米化が進んだものの、洋食ばかりを食べている人が重病を患うケースが数多く報告された。
そのため、日本食に再び注目が集まっていったのである。
日本人の主食である米は、肉や乳製品を主とした欧米食と比べ代謝を促進する働きをするたんぱく質が含まれており健康的であるからだ。
なお、健康を意識するシニア世代と比較して、若い世代の間においては米離れが進んでいるという声がある。
しかし、2010年代に入ってからは状況が大きく変わってきた。
グルテンフリーの生活をはじめてから健康になったと公言する芸能人、プレーの質が明確に高まったというアスリートが次々に現れていったのだ。
グルテンを含む小麦粉を使用した料理を控え、米中心の食事に変える人が増えているのである。
さらに言うと、白米よりも玄米の人気が高まっている。
なぜ玄米を炊いて食べるのがベストなのかというと、最も栄養価が高いためだ。
具体的に言うと、玄米は白米と比べてビタミンやミネラルを豊富に含んでいる。
また、植物性タンパク質・脂質や繊維質の含有量なども明確に高い。
つまり、余分なお金をかけることなく、複数のサプリメントを飲んでいる状態になる。
自然の食品から栄養分を摂取するのであれば確実に体に吸収されるため、高い確率で体にいい影響をもたらしてくれる。
そんな費用対効果の高い玄米の人気は、ますます上昇していくと予想されている。